平成30年度COC+事業【福島学2018】「ななくさ農園フィールドワーク」が行われました。
日 時 平成30年8月20日(月) 12時~16時
場 所 二本松市東和地区「ななくさ農園」
参加者 学生35名、教員2名
COC+事業の一環として「福島学」履修学生は2チームに分かれてフィールドワークを行い、ななくさ農園訪問チームは、12年前に公務員を辞めて二本松市東和地区で新規就農された農園代表の関元弘さんに現地を案内していただくという貴重な機会を得ました。
はじめに訪れたぶどう園は6年前から始めたもので1haの広さがあり、ここに6000株以上のヤマソービニオンというワインの原材料になるぶどうが植えられています。そして、ワイナリーは使われなくなった共同稚蚕飼育所を、地域のみなさんで改装し、有志で会社を興し、製造免許を取得したというもので、年間5000本のワインが作られます。関さんたちは、大規模製造はせずに小さな道具で手作りし、この畑のワインだとわかるようにして、儲けようというのではなく、農家が作って知った人に売っていく、みんなでプロセスを楽しみながらやっていくというコンセプトで作っているとのことですが、そのワインたるやJR東日本『トランスイート四季島』で使われているとのことで、驚きです。
次に元は桑畑の耕作放棄地だった「ななくさ農園」の畑の見学です。約20aの田んぼと1haの畑では、米、キュウリなどが植えられ収穫を待っていました。関さんの言葉で印象的だったのは「農業はゼロエミッション」です。農業はあらゆるものを活用し廃棄物を一切出さない資源循環型社会システムということで、現地に来て実際に見てみることでそれが実感できました。
最後に道の駅でちょっと休憩。実り多いフィールドワークとなりました。