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お知らせ

詩人・和合亮一先生来たる~福島に生きる「決意」に感動の講座~

9/10、今や全国に名をとどろかせる詩人・和合亮一先生が、「詩人・中原中也の魅力」について講義をしてくださいました。

幼いころから成熟していた中也は、どこかもう一人の自分が詩を書いているように、より客観的に、もっと言えば、かなり冷静に詩を書き続けます。

しかし溺愛していた息子がなくなってから、精神衰弱となり療養のために寝たきりになります。

そこから書いた中也の詩は、本心からの悲しき叫びとなります。

冷めていたもう一人の自分の詩ではなく、中也そのものの人間らしい訴えた詩となります。

30歳という短き人生を純粋に生きた中也。

そして、われわれもその生き方に共感し、最後に和合先生の「覚悟」という詩の朗読にて、涙、涙の講座フィナーレを迎えたのでした。

今、このような日本だからこそ力強く生きましょう!

では、和合先生の「決意」という詩をご紹介します。 

決意

福島に風が吹く

福島に星は瞬く

福島に木は芽吹く

福島に花は咲く

福島に生きる

 

福島を生きる

福島を愛する

福島をあきらめない

福島を信ずる

福島を歩く

 

福島の名を呼ぶ

福島を誇りに思う

福島を子どもたちに手渡す

福島を抱きしめる

 

福島と共に涙を流す

 

福島に泣く

福島が泣く

福島と泣く

福島で泣く

 

福島は私です

福島は故郷です

福島は人生です

福島はあなたです

 

福島は父と母です

福島は子どもたちです

福島は青空です

福島は雲です

 

福島を守る

福島を取り戻す

福島を手の中に

福島を生きる

 

福島に生きる

福島を生きる

 

福島で生きる

福島を生きる

 

福島で生きる

福島で生きる

 

(和合亮一『詩の邂逅』朝日新聞出版、2011年より)

ちなみにセンター長補佐も詩を書いてみました

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