復興講座第2弾は、「生と死を考える福島の会」主催の講演会でした。
上智大学名誉教授で、「死生学」で有名なアルフォンス・デーケン神父様をお招きし、福島を元気にしていただきました。
何を隠そう、デーケン神父様ご自身が今年で80歳。しかし会場に着くやいなや、控室で休まれることなく、すぐに著書サイン会へ。そのパワフルさに、こちらも圧倒されました。
デーケン先生いわく、「ジョークとユーモアは違う。ジョークは頭を使うけど、ユーモアは心を使うもの。もっともっとハートフルなもの。」と。さらに、「今の福島だからこそ、笑顔でユーモアを共有しましょうよ」と続けました。
興味深かったことは、2つの時間の概念の話。
ギリシアの時間神には「クロノス」と「カイロス」がいるそうです。「クロノス」は、“実時間”のこと。物理的な時間の流れのこと。「カイロス」は、“体感時間”のこと。人間が感じる意義深い質的な時間の流れだそうです。私たちは、生きがいを持っている限り、「カイロス」という時間を有意義に過ごせるのだそう。
なるほど・・・。
さて、みなさんは、今、この瞬間、どのような「時間」を過ごしていますか?