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お知らせ

【復興講座第1弾】「安心して悩むことができる地域づくりを」

2012年は“復興元年”です。わたしたち福島が、東北がどのように立ち上がっていけばいいのか・・・ということを考える「復興講座」(共催講座を含む6講座)の第1弾がスタートいたしました。

 2012年5月19日の第1弾講師は、秋田大学大学院准教授の佐々木久長先生でした。自殺率全国一位という秋田県の実情と、自殺予防対策への取り組み、それから福島へのメッセージについて話してくださりました。

 「一緒に」「安心しないと悩めない」「ファシリテーターの養成」。

これは佐々木先生のキーワード。目からウロコだったのは、「人は安心しないと悩めない」ということでした。人は深く思い悩みや苦しみほど、一人では抱えきれません。それを「一緒に」悩んでくれる人がそばにいてくれさえすれば、ゆっくりと悩めるのだそうです。

それからファシリテーター。ファシリテーターというのは、「居酒屋の女将さん」や「バーのマスター」というような、そこにいる人同士の関係性をうまくつなげていける人をさします。いろいろな話し合いや悩み合いの時、実はこのファシリテーターという存在がカギになりますが、そう多くはないとのこと。だからこそ、きちんと養成しなくてはならないようです。

 最後に佐々木先生は、被災地の復興には、一緒に暮らしていく人同士の話し合いが不可欠で、互いに「一緒に行こう」という誘い合いが重要になりますよ。それから毎日イキイキと暮らすには、「生涯学習」が大事ですよ・・・という力強いメッセージを送ってくださりました。

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