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お知らせ

【復興講座第4弾 「あと少しの支援があれば」】

 復興講座「立ち上がろう!フクシマ」の第4弾は、中村雅彦先生をお招きしました。

テーマは「あと少しの支援があれば」。

このテーマ、すごく心に響きませんか?
「あれば・・・」ということは、仮定法ですよね。
ということは、「支援が届かなかった」という直接的なメッセージが含まれているということです。
ズシーンと心に響くのです。

中村先生は、いわき市にある県立平養護学校に教員として、そして校長として勤務経験をお持ちです。震災後、教え子の安否を訪ねていたところ、教え子の一人、車いすの青年が犠牲になったことを知ったのです。これをきっかけとして、障がいをもった方々が震災によってどうなってしまったのかの調査を開始したそうです。

先生の話された言葉の中で、最も印象深いのはこんな言葉でした。

「みなさん、ご近所の方とお付き合い、どうですか?挨拶していますか?
日頃、地域の人とどう付き合っているか・・・が、こういう災害の時には決め手になるんです。」

今回の東日本大震災では、半分以上が地域の方々が障がいを持っている方や子どもを救っているそうなのです。

その話を聞いて、「日頃から」というキーワードが心に残りました。
人間関係も、ご近所関係も「日頃の積み重ね」なのです。
当たり前だけど、けれど、当たり前のことほど忘れがちなのも私たちです。

震災から1年半経とうとしています。
「風化させるな」という言葉が飛び交います。
風化させないためには、「日頃から」心がけることが一番です。

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