9月15日、私たちは片柳弘史神父様をお迎えし、マザー・テレサの生き方から「一歩を踏み出す力」をいただきました。福島ばかりではなく、山形、宮城や栃木など他県から多くの方々が聴講されました。
3.11以来、私たち被災地に住む者にとって常に悩んでいることの一つに、一歩を踏み出す勇気や力をどこで、どうやって得たらいいのか・・・というものがあるのではないでしょうか。マスコミは「復興、復興」といいますが、その復興のために私たちはいかにしてエンパワーしていくかが課題になってきます。
復興講座第4弾は、信念を持って生きたマザー・テレサの行動と彼女の思想を学びました。片柳神父様は、大学生のとき、子どものころにテレビで見て憧れていたマザー・テレサがまだ生きていることを知り、驚いてマザー・テレサのところに会いに行ったそうです。
「目の前にいる人がイエス・キリストであって、その人がすべて」
「自分が弱いということを知っている限り、あなたは安全です。」
常にマザー・テレサは、こうおっしゃっていたそうです。
遠い先のことを不安に思うことも大事かもしれませんが、でも「目の前のこと」に全力に生きる・・・ということはもっと重要かもしれません。そして自分が弱いということは落ち込むべきことではなく、安全であるという安心感をもっていい部分だったのですね。忘れかけていた重要なことを改めて気づかされた90分でした。
聴講された方のコメントの一部をご紹介しましょう。
・マザーと共に活動した者でなければ知らない話を聴けて良かったです。(40代、男性)
・宗教的な考えで生きてみよう。テレサの生き方に感動します。大きな心、献身的な生き方に。(70代、男性)
・I am very happy to hear about Mother Teresa’s works and words because I have many hungry days when I was young. She inspired me to be strong and go on and give love to those who are need. I want to hear more about her next time. (50代、女性)
・「目の前にいる人が私にとってイエス」が心に残りました。マザーテレサとの出会いが具体的に知ることができ、非常に興味深かったです。(60代、女性)
・マザーテレサの思いをより一層深く、身近に感じることができました。また、今までは理解していなかったマザーテレサの苦しみを知ることもできました。一緒に苦しむということをもっと自分自身の中でかみしめたいと思いました。(50代、女性)
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