桜の聖母生涯学習センター長の三瓶千香子先生の論文が、日本カトリック短期大学学術研究奨励賞に輝きました。
論文名は、「小さな短大が地域に開くということ」。
福島県にある桜の聖母短期大学は、1935年(なんと昭和10年!)からシスターたちによって成人を対象とした教育活動を始め、1992年に生涯学習センターを設立し、今日に至るまで本格的に開放講座を展開しています。(年間約180講座、約1800名の受講生を迎えるまでに成長しました。)
3.11を経験した「福島にある短大」が建学の精神に立脚して、地域に根差し、大学を開放するとはどういうことか、どのように学びと共に創っていくかという観点から述べられています。
生涯学習センターは、大学を地域へ開き、地域活性を学びから推進する役割を担っています。歴史の重さと役割の重要さを背中で感じつつ、今後も、スタッフ一同邁進していきます。
※この論文が所収されている著書は、以下の通りです。
上杉孝實・香川正弘・河村能夫 編著
『大学はコミュニティの知の拠点となれるか 少子化・人口減少時代の生涯学習』ミネルヴァ書房、2016年。