DIY(Do it yourself)をご存知ですか。日常生活の中で何かを作ってみようということで、日本では日曜大工の意味で使われています。今回は、おんつぁま工房の服部広史先生にお願いして「木工DIY ウサギのプランターを作ろう!」を企画いたしました。
本学の生涯学習センター窓口に飾られた見本のウサギのプランターに魅せられて、物づくりに興味のある好奇心旺盛な9名の受講生が集まりました。
服部先生が予めウサギの各パーツを鋸で切り取って、前準備をしてくださっていたお蔭で、これは楽勝かな!と簡単に考えて・・・。
ところが、ところが、初めてビス留め機なる機械を手にし、おっかなびっくりでスイッチを入れると、ガガ、ガガガァ~と激しい音と振動で手元が狂ったり、力が入りすぎてビスがくい込んでしまったりとハプニングの連続です。その度、先生に手直ししていただきました。
しかし、ビス留め目も次第に慣れて作業も手早くなってきました。初心者同士、「あらぁ、あなたのいいわねぇ。私もそうすればよかった。」「首が真っ直ぐになっちゃった。かしげた方がかわいいわね」などなど、次第に話が弾み、受講生同士、互いに助け合って和やかな時間を共有することができました。
ひとつずつ、パーツを組み合わせてウサギの顔ができ、プランターの形が出来てくると、初心者ながらも、これを私が作ったのだという満足感と幸せな気持ちでいっぱいになりました。
作品の出来具合は別として、ウサギの首の傾げる角度や目、鼻の位置、瞳をひとつにするかキラキラ輝くふたつにするか、ほほ紅をつけるかどうかで、なんと表情が変わることでしょう。
出来上がるころには、作り手の個性あふれる、世界にたったひとつだけの作品が仕上がりました。アンケートからは、「楽しかった!先生の指導が丁寧で分かりやすかった。」「次は、イスを作ってみたい。」「ペンギンのプランターを作ってみたい。」「DIYのパート2を期待している。」「物づくりは、楽しい!」との声が寄せられました。
物づくりの楽しさを知っていただいたことは、とても嬉しいことです。受講生の皆様のご期待にこたえられるようこれからも、物づくり講座を企画してまいります。