こんなに歴史を楽しく語る人はいるのでしょうか。
こんなに歴史を聞きやすく語る人はいるのでしょうか。
こんなにあたたかなイラストで自前の紙芝居をすべて手で描かれる人はいるでしょうか。
・・・と、今回の受講者は全員思ったはず。
受講生のみなさんが、「いやー、面白かったー」「あっという間に時間が経っちゃったー」「大河ドラマ、これからもっと楽しみになっちゃった」と晴れ晴れとした表情でお帰りになりました。この受講生たちのコメントと表情が岡田先生の講演の魅力を物語っています。
前置きが長くなりましたが、2022年7月27日に歴史研究家・岡田峰幸先生の講演会を開催いたしました。コロナ禍でなかなか岡田先生の講座が開講できなかったため、受講ファンからのリクエストで講演会と題して、大きなホールにて開催。100枚近くの手描きのイラストによる“歴史紙芝居”と現代風にアレンジした例えに、受講生みんなが「なぁるほど~」と唸るばかりでした。
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で注目されている源氏と御家人、そしてこの福島県(特に県北エリア)との関係についての講演でした。特に源義経や十三人合議制の一人となった二階堂行政、信夫の地を治めていた佐藤一族は福島ゆかりの人物。その形跡は私たちの周辺にまだ残っており、歴史や彼らの壮絶で奇縁に満ち溢れた人生を聞けば聞くほど「その地に行ってみたい」という気持ちになっていきます。
人としくみの動きと現代の私たちのつながりを知ることが歴史の醍醐味。
今からおよそ800年前のロマンを味わえたひとときでした。