震災直後からスタートしている傾聴ボランティア養成講座ですが、今年も多くの方々が申し込まれました。
この講座は5回シリーズで、各分野の専門の先生においでいただき展開されています。また所定の回数を出席し、学びを修了すれば認定証も配布されます。(別途、認定料が必要となります。)
さて、第1講は本学キャリア教養学科の教授で生涯学習センター長も兼務されている三瓶千香子先生に傾聴ボランティア養成講座がなぜ開始されたのか、そして今、どれほど傾聴ボランティアが必要とされている社会なのかを解説いただきました。
日本は世界的に社会的孤立のワーストレベルにあります。地域や職場の人間関係の希薄化も随分前から問題視されていますが、SNSの普及によって自分の好きなコミュニティにだけ所属可能にもなっていますし、コロナ禍による人と接触しにくい社会事情などなど、複雑な要因が重なり、孤独感を持っている人々、話を聴いてほしい人々が増えているといえます。
受講生の皆さんは傾聴ボランティアの社会的な位置づけ・必要性を理解できたようです。