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お知らせ

え?徳川の時代は福島から始まった!? ~岡田峰幸講演会「会津蒲生氏と家康」~

今年も福島県を代表する歴史研究家・岡田峰幸先生をお迎えして講演会を開催しました。今年は大河ドラマでも徳川家康がフューチャーされていますので、それにちなんで「会津蒲生氏と家康」がテーマ。

・・・が、講演会開始1分もしないうちに「え~、実は今日の主人公は家康ではございません」とのこと。え?じゃ、誰が主人公なの?と、受講生は興味津々。

本日の主人公は、蒲生氏郷の嫡男・秀行。外祖父は信長、岳父は家康という実に“サラブレット”で“お坊ちゃま”の秀行は、13歳で会津領主に就任します。さてさて秀行とその周辺の人々との人間関係や思惑はどのようなものだったのでしょうか。今回の講演会は、秀行の人生を基軸として、豊臣秀吉と徳川家康と会津の運命が徐々に明るみになってきて、最後は私たちに「それは、じゃ、会津に確かめに行かなきゃ!」と思わせてしまうという内容でした。

岡田先生の歴史講演の魅力は、なんといっても岡田先生ご自身が描いたオリジナル紙芝居と「今でいうと・・・」と現代風に解釈してくださる分かりやすさ。それから「これが、後になって大きな問題になるんですけどね」という前振りと最終的にきれいに伏線回収がなされる構成力。そこに聞きやすい大きな声とテンポのよい運びが加わります。さらに時々クイズを出し、私たちが歴史という物語に参加できるという構成も私たちを夢中にさせます。


例年通り、今年も受講生のアンケートで最も多かった声は「あっという間!」というものでした。そうなのです。岡田先生の歴史講話の世界に引き込まれると、本当にどんな時間でも「あっという間」になってしまうのです。

歴史は暗記科目ではありません。一人ひとりの人生によって編み出され、私たちに繋がっている壮大な物語なのです。この面白さを知った上で地域を歩くと、普段と異なった風景が広がり、気づきも深まりますね。みなさんの地域では、どんな人物が歴史を刻んでいますか?

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