ごきげんよう!
今、新型コロナウイルス感染拡大防止対策で通常通りの生活ができない毎日ですが、いかがお過ごしでしょうか。対面での傾聴が中止になってから1年になろうとしています。今まで、訪問先の方々との出会いから、私たちはどんなに出逢いの喜びと生きる力をいただいていたかを実感して、感謝を新たにしています。 傾聴訪問できない間も今まで訪問させていただいていた方々との絆を大切にしていきたいと思い、これからも「関わり」を続けさせていただくためにどうしたらいいのか模索しました。サッカーのゴールキーパーのようにいつどこから飛んでくるボールでも受け止められるように準備をしていたいと思っています。
お陰様で2020年度「NPO法人ふくしまNPOネットワークセンターのっぽ基金助成金」に我々が企画した事業「オンラインによる傾聴ボランティア人材育成と傾聴ボランティアの実践」が採択されました。大変ありがたく感謝して早速活動を開始いたしました。
活動内容は、図をご覧ください。
これからの社会は大きく変ることを想定し、これまでの活動を振り返り、今何が必要なのか、これから何が求められているのか、を考えました。そのようなとき、福島市社会福祉協議会より一つの依頼がありました。「一人暮らしの80歳代の女性のところに訪問してほしい。話がしたいと言っている」とのことでした。しかしながら、コロナ禍の中で個人宅の訪問をお断りしなければなりませんでした。この女性は他者との関わりを必要としているのに閉ざされてしまいました。このようなときに「オンライン」ができれば即、応えることができるだろうと口惜しい思いをしたのです。
今こそ「オンラインによる傾聴」の実践にチャレンジするときではないかと立ち上がりました。このプロジェクトは3年間を見据えて行ないます。
どうぞこの活動をご理解の上ご協力そして応援をお願い申し上げます。
傾聴ボランティアさくら
代 表 熱海紀子
運 営 委 員 会