「秋にも自然観察の研修旅行を」という受講生の声にお応えして、10月18日に「錦秋の蔵王エコーライン」を実施いたしました。今回は14名の方にご参加者いただき、初対面のメンバーとも和気あいあいの雰囲気でバスの中や散策中も楽しい会話が弾みました。
蔵王エコーラインは宮城県蔵王町と山形県上山市をつなぐ全長26kmの山岳道路で、紅葉シーズンの絶景は見事です。今回の研修では宮城県蔵王町からエコーラインに入り、賽の河原(さいのかわら)、駒草平、坊平高原での散策を楽しみました。賽の河原では石積みの周辺に広がるガンコウランや紅葉した深山苦苺(みやまにがいちご)、五葉松等を観察しました。駒草平では紅葉した山々から流れ落ちる「帰らずの滝」を眺め、昼食後は蔵王の西裾野に広がる坊平高原をのんびりと散策しました。自然学習インストラクターの横田清美先生の解説を聞きながら、ナナカマドの大木やオレンジや赤に染まったツタウルシやハウチワカエデの紅葉を楽しみました。
受講生の皆様からは「講師の説明がとても分かり易く自然を身近に感じられる」「時間に追われずに、ゆっくりと紅葉を楽しむことができた」「樹木の特徴や実の色や味など、百聞は一見にしかず。美しい紅葉でした」などの感想をいただきました。
次年度も皆様のご期待に添えるよう企画いたします。ぜひご参加ください。