傾聴ボランティア養成講座第2講は、公認心理師・臨床心理士でもあり、鎌倉女子大学で教鞭をとられている初澤宣子先生にZoomをつないで講義をしていただきました。
スクールカウンセラーとして臨床経験も豊富である先生からは、まず傾聴とは何かという定義、それからカール・ロジャーズの理論から聴き手が満たすべき条件「自己一致」「受容」「共感的理解」やコミュニケーションの種類やNG態度などを解説していただきました。
興味深かったのは、上記のロジャーズ3原則が聴き手・話し手がどのように作用・影響するのかというメカニズムの説明です。このメカニズムを理解した上で、カウンセリングマインドを持って人と関わる重要性を学びました。
Zoomを通してのライブ講義でしたが、初澤先生は常に会場の受講生とのやり取りを重視してくださり、まるで先生がそこにいるような講義となりました。また会場からは質問がどんどん挙がり、先生は一つ一つの質問に具体的エピソードや事例を交えながら答えてくださっていました。
学びを重ねれば重ねるほど、傾聴の奥深さ、難しさ、大切さを感じますね。
第3講は、どのような講座が展開されるのでしょうか。楽しみです。