大学は入りづらい空気がある。
学生じゃなくても利用できるの?
・・・そんな印象をお持ちの方々が多いようです。
大学はどこにあるか。
地域の一部です。
誰のためにあるか。
まずは学生のためにあります。教育機関ですから。
しかし、そればかりではありません。
地域の皆さんが気楽に立ち寄って、図書館を利用したり、生涯学習センターなどで学習をしていただいたり、仲間や生きがいを見つけ出せるところでもあります。
大学は、そうなっていく必要があります。
しかし、その視点がしばらく忘れられていたかもしれません。
でも、桜の聖母短期大学は生涯学習センターを26年の歴史の中で、一度もその視点を忘れた事がありません。
いつでも「大学を開放し、地域の皆さんのために在り続ける」という精神をもっています。
本学生涯学習センターのセンター長・シスター柴田香代子先生が、10月1日、全日本大学開放推進機構(UEJ)主催のセミナーで講演をされました(於:上智大学)。
テーマは「東日本大震災から立ち上がって半年-さらに強くなった地域との連携」。
3.11のあの時、桜の聖母短大は何をしていたか。
3.11の後、桜の聖母短大はどんな動きをしていたか。
生涯学習センターはどう動いたか。
そして今、私たち福島の心の叫びは・・・。
原稿なんてありません。シスターは、心のありのままに話されました。
「福島から全国への怒り、叫び、願い、希望」を訴えられました。
その後、参加していた全国の大学関係者から「胸を打たれた」「大学人として目を覚ましてもらった」「福島のために何かしたい」・・・などなど、さまざまなメッセージが寄せられました。
われわれ生涯学習センターは、これからも大学を開き続ける窓口になっていきます。