みなさま、ごきげんよう。
9月15日(土)は、復興講座「立ち上がろう!フクシマ」の最終講演会でした。
テーマは「フクシマの復興づくりを・・・」。
福島青年会議所直前理事長である宮崎秀剛先生をお招きして、これから若い世代がどのように復興に関わっていくかを具体的な体験や実践に基づいて話して下さいました。
宮崎先生は「直前理事長」という肩書からお分かりのように、去年の理事長です。
ということは、あの大震災の時に青年会議所の陣取りをした方ということです。
3.11翌日から福島青年会議所には、全国ばかりでなく世界の青年会議所から大量の支援物資が送られてきました。この支援物資をどこにどれだけ必要なのか、誰が何を必要としているのかというマッチングを行うために、福島青年会議所では組織を作り、迅速に動けるようにしたそうです。
今回の講演会では、前半が青年会議所の支援活動の紹介、後半は本学の学生と共にゼロから企画立案した「移動文化祭in南相馬」事業についてお話いただきました。
移動文化祭事業は本科科目「福島学」の一環として位置付けられ、支援活動の企画立案から、いかに支援というものは多様で、いかに学びが深いかということを気づかせるものです。
その学生たちの移動文化祭事業にかかわる授業や学内の動きに、宮崎先生は毎週授業に来て下さり、本当に「見守って」くださりました。だからこそ見える「学生の成長」を、地域づくり団体のメンバーとしてコメントをして、さらには事業リーダーの学生たちと壇上にて、いろいろ談話してくださりました。
翌日16日の移動文化祭in南相馬では、この講演を聞いてくださった受講生がわざわざ来場してくださり、人と人のつながりの温かさを実感できました。