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お知らせ

すばらしかった「アタマをほぐす絵のみかた」の講座

今まで経験のないゲリラ豪雨は各地に多くの災害をもたらしました。
またもや、自然の脅威をみせつけられた、今年の夏です。

福島にもようやく梅雨明け宣言が出された8月2日、福島県立美術館の学芸員國島敏先生から「絵のみかた」を教えていただきました。

現在、県立美術館では「若冲が来てくれました プライスコレクション江戸絵画の美と生命」と題した企画展が行われています。オクラホマ在住のプライス夫妻が、自分たちのコレクションで、自然の恐ろしい姿を目のあたりにした東北の人々にもう一度自然の素晴らしさ、癒しの力を思い出してもうらおうというご夫妻のご厚意の展覧会です。前日にNHKの番組で放映されたこともあり、美術館は今までになく盛況でした。
なんと、受講生がホールに集合していたところに、プライスご夫妻が現れたではありませんか! 思いがけないご夫妻との出会いに興奮状態の受講生は、國島先生に案内された大講堂にてさらにもう一度驚くことになりました。
大講堂の壇上に「白象黒牛図屏風」が一双、その周りに行燈がしつらえてあり、虫の声がどこからか聞こえてきます。
先生は、タイムスリップさながらの江戸時代の夜を再現してくれていたのです。

先生は、「カチカチなアタマで「絵」を見るのではなく(例えば作者名やタイトル、キャプチャーを先に読むのではなく)、自分の目に止まった作品を感覚的に味わい、子供の頃の感性を取り戻してみましょう」と講義の中で受講生にお話されていました。

講義の後、受講生は今までと違った「絵のみかた」で、五感を駆使して鑑賞し、プライスコレクションに酔いしれたと想像します。

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