C.N.D. School Network Meeting 開催
桜の聖母短期大学は、C.N.D.( Congrégation de Notre-Dame)という修道会が、1955年に創った学校です。福島県には、幼稚園、小学校、中学校、高等学校そして短大があり、東京都調布市には、マルガリタ幼稚園、さらに、北九州市には小学校、中学校、高等学校があります。そして、それは、日本国内だけではなく、カナダ、アメリカ、アフリカのカメルーン、中南米のホンジュラスにも、シスター達が創った学校があります。
1676年にカナダで創設され、350年にわたり世界的な規模で教育活動を行っている国際修道会
その5か国にある学校のネットワークを、C.N.D. School Networkといい、年に一度、修道会の本部があるカナダのモントリオールでMeeting(会議)をしてきました。
昨年は、コロナ禍のため、開催されませんでした。今年は、オンラインで、この五か国にある学校が参加し、2年ぶりに「C.N.D. School Network Meeting」が開催されました。
桜の聖母短期大学は西内学長が参加し、5か国、14の学校からの参加でした。
オフラインの会議でもそうですが、カナダのモントリオールの公用語はフランス語と英語、そしてアメリカは英語、カメルーンはフランス語、ホンジュラスはスペイン語です。会議では、フランス語、英語、スペイン語が飛び交い、通訳者によって英語に訳されます。
会議の案内も4か国語でしたが、英語と日本語のものを紹介します。
なんと、会議はカナダ・アメリカ時間で朝の8時15分から開催され、日本は夜の9時15分~翌日の0時30分までの会議となりました。
最初の挨拶が、「Good morning」「Bonjour(こんにちは)」「こんばんは」で始まりました。
A REUNION… GET TOGETHER…
Virtual meeting for leaders
Schools affiliated with the Congrégation de Notre-Dame
Tuesday, June 29, 2021 at 8:15 a.m. (Canada and US time)
Tuesday, June 29, 2021 at 9:15 p.m. (Japan time)
Tuesday, June 29, 2021 at 1:15 p.m. (Cameroon time)
Tuesday, June 29, 2021 at 6:15 a.m. (Honduras time)
会議…集まり…
リーダーたちのためのバーチャル会議
コングレガシオン・ド・ノートルダム付属学校
2021年6月29日(火)午前8時15分より(カナダ・ アメリカ時間)
2021年6月29日(火)午後9時15分より(日本時間)
2021年6月29日(火)午後1時15分より(カメルーン時間)
2021年6月29日(火)午前6時15分より(ホンジュラス時間)
会議は、修道会の顧問であるシスターの祈りに始まり、次のような話し合いが行われました。
- ・この世界的なパンデミックの後、皆様の学校はどのような状況でしょうか?
- ・マルグリット・ブールジョワのヴィジョンと精神を強調できるような大規模な集会を発展させてゆくには、どうしたら良いでしょうか。
昨年の3月以来、カナダやアメリカの学校では、学生や生徒を学校に集めることができず、ほぼオンライン授業という事でした。なかには、週に1日か2日通学・通園している学校もあり、教員が校門でマスクの着用確認や手洗い指導をしているそうです。
日本では、感染症予防対策を徹底しつつも、対面授業ができていることに、とても驚いていました。しかし、このパンデミックの中、最も心配なのは、子どもたちのメンタルヘルスだということは、万国共通でした。
中南米では、もともと貧しい地域へのラジオ教育に力を入れていて、他国のように、学校があり通学できること自体が豊かなことだと分かりました。
アフリカのカメルーンでは、少しずつ学校が創られ、学年も上がっていっていました。
どこの国でも、いつも、子どもたちの元気さが希望の光です。
来年度こそ、対面での開催と再会を期して、今年のC.N.D. School Network Meetingは、無事に終了しました。