<キャンパス・ミニストリー>(12月)
今年も待降節が巡ってきました。
「昔、ユダヤの国の人々は、古くから伝えられていた『救い主がお生まれになられる』という預言者の言葉を信じて、ずっと待ち続けていました。カトリック教会は、この事を思い起こして、クリスマスの4つ前の日曜日から、主の降誕を準備する期間として、『待降節』を定めました。私たちもまた、一人ひとりの心の中の神の子イエスの誕生を待つためです。『待降節』には、イエス・キリストの誕生を喜び迎えるために、また、特に苦しみ、悲しみの中にある人々を思い、クリスマスを分かち合うために、それぞれの心の中に決めた良いことの実行に励むという伝統的な習慣があります。」
12月<テーマ> 馬小屋
そのころ、皇帝アウグストゥスから全領土の住民に、登録をせよとの勅令が出た。これは、キリニウスがシリア州の総督であったときに行われた最初の住民登録である。人々は皆、登録するためにおのおの自分の町へ旅立った。ヨセフもダビデの家に属し、その血筋であったので、ガリラヤの町ナザレから、ユダヤのベツレヘムというダビデの町へ上って行った。身ごもっていた、いいなずけのマリアと一緒に登録するためである。ところが、彼らがベツレヘムにいるうちに、マリアは月が満ちて、初めての子を産み、布にくるんで飼い葉桶に寝かせた。宿屋には彼らの泊まる場所がなかったからである。
<ルカによる福音書2章1—7節>