5年前の炊き出しに感謝
東日本大震災から、もうすぐ5年目を迎えます。震災当日、交通手段も乱れていたことから、桜の聖母学院小学校の学童保育の児童たちも、保護者のお迎えまでの時間を桜の聖母短期大学の学生ホールで過ごしました。その時に食べた炊き出しのおにぎりの味が忘れられないと、小学校卒業を前に、ある保護者からお米のプレゼントがありました。
当時の話に戻りますが、幸いに電気と水が確保されていたことから、食物栄養専攻2年の有志で、炊き出しのおにぎりを作りました。もう二度と調理室に入ることもないと考えていた彼女たちは、いそいそとおにぎり作りに励みました。次の日に予定されていた卒業式は、結果的に行われませんでしたが、こうした形で「愛と奉仕の精神」を実践できた心の勲章をいただけたことに心から感謝したいです。