遊びやスポーツを楽しむ「体育実技」~領域「健康」との関連性~【こども保育コース1年生】
「体育実技」は教職必修科目で、幼稚園教諭免許状を取得するために必要な科目です。
一方、保育の5領域「健康」のねらいに、
(1)明るく伸び伸びと行動し、充実感を味わう。
(2)自分の体を十分に動かし、進んで運動しようとする。
といった内容が示されています。
これらのねらいを達成するためには、先ず、保育者自らが、「明るく伸び伸びと行動し、充実感を味わいさらに、自分の体を十分に動かし、進んで運動しようとする」ことが必要です。
そのためこの授業は、「運動遊びやスポーツを通して、身体を動かす楽しさや心地よさを実感し、自分の健康を意識すること」を目的とし、先ず、自らの心と体を意識した上で、運動遊びやスポーツを通して、「身体」を動かす楽しさや心地よさを感じてもらうように行っています。
また、領域「健康」では、
様々な遊びの中で、幼児が興味や関心、能力に応じて全身を使って活動することにより、体を動かす楽しさを味わい、自分の体を大切にしようとする気持ちが育つようにすること。その際、多様な動きを経験する中で、体の動きを調整するようにすること。
を謳っています。
体育実技では、運動遊びやスポーツを行いながら、それぞれに含まれる「楽しさの要素」を自らの身体で実感し、将来、保育者になった時に、「こどもが夢中になって遊べる環境づくり」をし、こども自らが、「自分の体を大切にしようとする気持ちを持つ」ことや全身を動かす中で「多様な動きを経験し、調整力(巧緻性)を養う」ことができるようになることを同時に目指しています。
そして何よりも、こどもは、一緒に思いっきり遊んでくれる「先生」が大好きです。こどもと一緒に、思いっきり遊べる先生になるためには、自らが身体を動かす楽しさや心地よさを実感することが大切です。
【本日行った運動遊び「6ムシ」】
【運動遊び「6ムシ」】
<概 要>
鬼(A)の持っているボールに触れない(当たらない、タッチされない)ように、鬼以外(B)は安全地帯(0~4)を反時計回り(0~4の順)に回る。一周を回ると「1ムシ」となり、Bが残り「○人」(参加人数によって決める)になる前に、一人でも「6ムシ(6周)」になればBの勝利となるが、Bが残り「○人」になると鬼(A)の勝利となる。
<手順・ルール>
① 鬼(A)を2~5名決める。(参加人数による)
② 鬼は、各自ボールを持つ。
③ 鬼以外(B)は、「0」に入る。
④ スタート時は、鬼(A)は鬼のスタート位置に入り、Bは「0」に入る。
⑤ 準備ができたら、鬼(A)の「6ムシ」の掛け声で、遊びを始める。
⑥ Bは、一度、安全地帯から出たら、引き返すことはできない。
⑦ Bは、次の安全地帯に移動するときは、中央(オニのスタート位置)を越えてはならない。
⑧ 鬼(A)にボールを当てられた(タッチされた)ら、●に入る。
② 鬼は、各自ボールを持つ。
③ 鬼以外(B)は、「0」に入る。
④ スタート時は、鬼(A)は鬼のスタート位置に入り、Bは「0」に入る。
⑤ 準備ができたら、鬼(A)の「6ムシ」の掛け声で、遊びを始める。
⑥ Bは、一度、安全地帯から出たら、引き返すことはできない。
⑦ Bは、次の安全地帯に移動するときは、中央(オニのスタート位置)を越えてはならない。
⑧ 鬼(A)にボールを当てられた(タッチされた)ら、●に入る。
*運動遊び「6ムシ」の様子はこちらをご覧ください。